高市首相のベトナム・豪訪問:何が狙いなのか

5月1日から5日の予定で、高市首相がベトナムとオーストラリアを訪問することが正式に発表されました。ホルムズ海峡を巡る緊張は緩和されず、国際秩序の予測不可能性が著しく深まる中でのこの訪問の意義とは。
大庭 三枝 2026.04.30
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やっと生活が落ち着いてきました

前回のメルマガからほぼ一ヶ月経ちました。ちょうど渡英した頃にアップロードしたので、渡英してからも一月。やっと生活が落ち着いてきました。住む場所は決まっていたのでもう少しスムースかなあ…と思っていたらそうでもなく、結構バタバタしましたが、今は割と落ち着いて仕事も出来るようになってきました。

視覚的には青空も出て、緑も深まり春が来た、という感じなのですが、最高気温が10〜12前後と気温が上がらず、セーターやコートが手放せない日々が続きました。やっと一昨日あたりから、最高気温が上がってきて、コートなしでも過ごせるように。今年は特に肌寒い春のようです。所属しているカレッジまで20分ほどのところ、シティセンターへは30分ほどある場所に住んでいるので、毎日結構ガシガシ歩きます。健康にはとても良い感じです。しかし今はいいで季節なので負担は感じませんけど、冬はちょっとつらいのかもしれません。

GWの高市首相の外遊先①〜ベトナム

さて、本題です。5月1日から5日まで、高市首相がベトナムとオーストラリアに訪問することが正式に発表されました。すでに多くの報道が出ているので、ご承知の方も多いでしょう。

ベトナムとオーストラリアを訪問先に選ぶというのは非常に得心がいきます。

まずベトナム。ベトナムは、ASEAN後発国(※ASEANに1990年代、冷戦終結後に加盟した国々、特にカンボジア、ラオス、ミャンマーベトナムを指す。CLMVとも。)の中で突出して経済成長を遂げている国です。2025年のGDP成長率は8.02%をマークしました。またIMFの最新値(2025年)によれば一人当たりGDPは4829ドルに達しています。これは先発国の一つであるフィリピン(4270ドル)を 上回り、世界において存在感を高めている新興国でもあるインドネシア(5082ドル)にも迫る勢いです。

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